マイクが天国の入り口にたどり着いた。
天国に入るための門の脇には、聖ペテロがいた。
聖ペテロは、マイクに天国に入る資格があるかどうか、彼の人生の記録を調べはじめた。
聖ペテロ: 「マイク。君の人生の記録を調べると、特に何か大きな罪を犯したということはなさそうだ。ただ、特別に良いことをしたという記録も見当たらない。困ったな。。。何か、ここで申告するような良い行いをしたことがあるのであれば、教えてくれないか?」
マイク: 「良い行いですって?もちろんありますよ。俺がスラム街をドライブしていた時のことだ。若い女性がチンピラたちに取り囲まれて、脅されているのを見かけたんだ。これは放ってはおけない、と思ったね。だから、俺はすぐにクルマを降り、そいつらに近づいて言ってやったんだ。その女性に手を出すな!ってね」
聖ペテロ:「おお!暴漢に襲われそうになっている女性を助けようとしたのか」
マイク: 「そしたら、やつらはオレを取り囲んで睨みつけてきた。そこで俺は、リーダ格のやつをぶっとばしてやった。そして、他の奴らに言ったんだ。おまえら、こうなりたくなかったら、とっととこの場から失せろ!!ってね」
聖ペテロ:「それは素晴らしい!ただ、ざっと見たところ、どうもその一件らしいものが君の人生の記録の中に見つからない。それは、いつ頃のことだね?」
マイク:「ほんの2分前です」